先日、母と自転車で出かけた。往復で2時間以上かかる、ちょっとした冒険だ。
いつもは車で通り過ぎてしまう道を、自転車でゆっくり走ると、見える景色がまったく違う。「こんなところにこんなお店があるんだ」「この花、きれいだな」——普段、気づけなかった小さなことに、ちゃんと気づける。
今日のテーマは、健康貯金と親孝行。
地元の町から隣町まで、往復2時間15分。初めて訪れる公園に自転車を停めて、日陰のベンチに座った。何気ない会話が弾んで、久しぶりに母の顔を真正面から見て、目を見て話すことができた。それだけで、なぜかほっとした。
口うるさい母が、私に見えた
今日は不思議な気分だった。自分が母の立場にもなり、子どもの立場にもなれた一日だったから。
自転車を漕ぎながら、母はよく声をかけてくる。「先に行っていいよ」と言いつつ、気づけば私を追い越してすいすい進む。そして振り返って「車来たよ、危ないよ」——40代の娘に対して、それでも子どものように心配してくれる。
正直、ちょっと口うるさいな、と思う瞬間もある。
でも、ふと気づいた。私も、娘たちに同じことをしているのではないか、と。
「もう準備した?」「早くしないと遅刻するよ」「危ないから気をつけて」——毎日繰り返している言葉たちが、母の声と重なった。こうやって育てられたんだな、と思うと、照れくさいくらいの愛情を感じる。そして同時に、反省もした。
娘たちへの接し方を、変えてみようと思った
思春期の娘と向き合うとき、私はつい先回りしすぎてしまう。心配だから、言わないと気が済まない。でも、それが逆効果になっていることも、薄々気づいていた。
今日の母との時間で、改めて思ったこと。
- まずはうんうんと話を聞いて、受け入れてみる
- 心配であっても、もう幼くはないのだから、小言を減らす
- 「信頼している」ということを、言葉や態度で伝えてみる
娘たちはもう、言われなくても自分で考えられる年齢になってきている。私がすべきことは、口を出すことではなく、安心できる場所でいることなのかもしれない。
母と過ごした今日の時間が、そんな当たり前のことを、改めて気づかせてくれた。
今だからこそできること
母とのサイクリングは、今だからこそできる。
10年後は、どうなっているかわからない。元気に自転車を漕げる保証はない。一緒に外を走れる体力も、ずっと続くわけではない。
父は11年前に他界した。一人になってから、母は明るく毎日を過ごしてくれているけれど、あのとき「もっと話しておけばよかった」「一緒にテニスをやりたかった」という後悔は、今も消えない。
だから母とは、元気なうちにたくさん会いたい。後悔しないように接していきたい。
日陰のベンチで、他愛もない話をしていた時間。たった2時間ちょっとの出来事だけれど、今日という日を噛みしめることができた。
サイクリングは、やっぱり気持ちがいい。体を動かしながら、頭の中が少しだけ整理される感じがする。親孝行にも、自分の心を整えることにも、なっていた一日だった。
思春期の子どもとの関わり方に悩んでいるなら
思春期に入ると、子どもとの距離感が難しくなる。話しかけても素っ気なくされたり、口を出すと反発されたり——「どう接したらいいのかわからない」と感じる日も多い。
私自身もまだ模索中だけれど、このブログでは思春期の子どもとの関わり方や、フルタイム勤務をしながら子育てする中でのリアルな気持ちを書き続けている。
もし同じような悩みを抱えているなら、ほかの記事も読んでみてほしい。ひとりじゃないよ、と伝えたい。


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